広島県生野島のアマモ場に放流した人工種苗メバルの放流サイズと初期生残について

全長 2 cm, 3 cm, 5 cm の人工生産メバル種苗をアマモ場に放流し,再捕調査よる放流サイズと初期生残の関係,放流後の被食とトリグリセリド(TG)量について検討した。その結果,3 cm 以上では放流点付近の定着率は高かった。放流点の優占種かつ被食が確認されたハオコゼの室内実験における被食率は,2 cm 種苗が 3 cm 種苗より高く,2 cm 群の放流後の再捕数減少は,被食が一因であることが示唆された。TG 量の推移より,放流魚は 1 ヶ月程度で順応したと考えられた。さらに放流サイズとして 3 cm 以上が適当であると考えられた。...

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Veröffentlicht in:Nippon Suisan Gakkaishi 2005, Vol.71(3), pp.354-362
Hauptverfasser: 村上, 倫哉, 吉岡, 孝治, 相田, 聡, 海野, 徹也, 中川, 平介
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:全長 2 cm, 3 cm, 5 cm の人工生産メバル種苗をアマモ場に放流し,再捕調査よる放流サイズと初期生残の関係,放流後の被食とトリグリセリド(TG)量について検討した。その結果,3 cm 以上では放流点付近の定着率は高かった。放流点の優占種かつ被食が確認されたハオコゼの室内実験における被食率は,2 cm 種苗が 3 cm 種苗より高く,2 cm 群の放流後の再捕数減少は,被食が一因であることが示唆された。TG 量の推移より,放流魚は 1 ヶ月程度で順応したと考えられた。さらに放流サイズとして 3 cm 以上が適当であると考えられた。
ISSN:0021-5392
1349-998X
DOI:10.2331/suisan.71.354