コシヒカリのいもち病真性抵抗性同質遺伝子系統の特性評価

いもち病真性抵抗性遺伝子型Pia, Pii, Pita-2, Piz, Pik, Pik-m, Piz-t及びPibを単独で有すると推定されるコシヒカリ新潟BL1号, コシヒカリ新潟BL2号, コシヒカリ新潟BL3号, コシヒカリ新潟BL4号, コシヒカリ新潟BL5号, コシヒカリ新潟BL6号, コシヒカリ新潟BL7号及びコシヒカリ新潟BL8号について, 原品種との同質性及び主要品種との区別性を評価した。主要特性のうち, BL8号とコシヒカリの出穂期に1日程度の有意な差が認められた以外は, 極めて同質性が高い結果であった. また, 新潟県における主要作付け8品種とコシヒカリ新潟BL1~8号の特...

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Veröffentlicht in:Japanese journal of crop science 2005, Vol.74(3), pp.304-309
Hauptverfasser: 石崎, 和彦, 佐藤, 徹, 浅井, 善広, 長澤, 裕滋
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:いもち病真性抵抗性遺伝子型Pia, Pii, Pita-2, Piz, Pik, Pik-m, Piz-t及びPibを単独で有すると推定されるコシヒカリ新潟BL1号, コシヒカリ新潟BL2号, コシヒカリ新潟BL3号, コシヒカリ新潟BL4号, コシヒカリ新潟BL5号, コシヒカリ新潟BL6号, コシヒカリ新潟BL7号及びコシヒカリ新潟BL8号について, 原品種との同質性及び主要品種との区別性を評価した。主要特性のうち, BL8号とコシヒカリの出穂期に1日程度の有意な差が認められた以外は, 極めて同質性が高い結果であった. また, 新潟県における主要作付け8品種とコシヒカリ新潟BL1~8号の特性を主成分分析で解析したところ, 両者を明確に区別することが可能であった. 以上の結果, コシヒカリ新潟BL1~8号は, 原品種コシヒカリと極めて類似し, 他品種との区別性も明らかなことから, 一般栽培への供用が可能と判断された.
ISSN:0011-1848
1349-0990
DOI:10.1626/jcs.74.304