北東北地域におけるケンタッキーブルーグラス優占草地の輪換放牧条件での牧養力

北東北地域の公共牧場で増加しているケンタッキーブルーグラス(Poa ptratensis L., Kb)優占草地の家畜生産性を2002年, 2003年にわたり日本短角種を輪換放牧し評価した。牧養力(CD)は2002年559, 2003年645で, 東北地域の中〜高標高地帯の目標値(草地管理指標)と同等あるいはそれ以上であり, 夏以降の後期も前期の頭数以上の放牧が可能であった。Kb優占草地は, 年間施肥量をN 10kg/10a程度で輪換放牧利用すると, 牧草の生産量及び飼料成分に問題がなく, 放牧期間200日前後, 牧養力600CD以上の家畜生産が可能である。このためKb優占草地は繁殖牛の生産に...

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Veröffentlicht in:Nippon Sōchi Gakkaishi 2005/04/15, Vol.51(1), pp.27-33
Hauptverfasser: 梨木, 守, 成田, 大展, 東山, 由美, 菅野, 勉, 目黒, 良平
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:北東北地域の公共牧場で増加しているケンタッキーブルーグラス(Poa ptratensis L., Kb)優占草地の家畜生産性を2002年, 2003年にわたり日本短角種を輪換放牧し評価した。牧養力(CD)は2002年559, 2003年645で, 東北地域の中〜高標高地帯の目標値(草地管理指標)と同等あるいはそれ以上であり, 夏以降の後期も前期の頭数以上の放牧が可能であった。Kb優占草地は, 年間施肥量をN 10kg/10a程度で輪換放牧利用すると, 牧草の生産量及び飼料成分に問題がなく, 放牧期間200日前後, 牧養力600CD以上の家畜生産が可能である。このためKb優占草地は繁殖牛の生産に十分な機能を果すと考えられる。
ISSN:0447-5933
2188-6555
DOI:10.14941/grass.51.27