フキ交雑系統の生育・品質における雌雄間差
1. 群馬県在来‘水ブキ’ב八ツ頭’と群馬県在来‘水ブキ’ב系統4’の交雑系統ともに, 雄株は, 花穂の収穫量が雌株より優った. しかし, 雄株は雌株より, 花穂の苞が開きやすく, 商品価値の劣る花穂が多かった. 2. 両交雑系統ともに, 雌株は雄株より, 花穂のしまりは良い傾向を示した. さらに, 雌株は雄株より, 耐寒性が高く, 凍害を受けにくいと考えられた. 3. 群馬県在来‘水ブキ’ב八ツ頭’と群馬県在来‘水ブキ’ב系統4’の交雑系統から花穂需要期の2月に収穫する品種を育成するには, 苞の開いていない花穂の収量性および品質面から判断すると, 交雑系統の雌株から選抜した方が有利で...
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Veröffentlicht in: | Engeigaku kenkyuu 2005, Vol.4(3), pp.307-311 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 1. 群馬県在来‘水ブキ’ב八ツ頭’と群馬県在来‘水ブキ’ב系統4’の交雑系統ともに, 雄株は, 花穂の収穫量が雌株より優った. しかし, 雄株は雌株より, 花穂の苞が開きやすく, 商品価値の劣る花穂が多かった. 2. 両交雑系統ともに, 雌株は雄株より, 花穂のしまりは良い傾向を示した. さらに, 雌株は雄株より, 耐寒性が高く, 凍害を受けにくいと考えられた. 3. 群馬県在来‘水ブキ’ב八ツ頭’と群馬県在来‘水ブキ’ב系統4’の交雑系統から花穂需要期の2月に収穫する品種を育成するには, 苞の開いていない花穂の収量性および品質面から判断すると, 交雑系統の雌株から選抜した方が有利であると考えられた. 4. 群馬県在来‘水ブキ’ב八ツ頭’の交雑系統において, 葉柄の収穫量および品質では差が認められなかった. この交雑系統から葉柄を収穫目的とした品種を育成するには, 雌雄の違いはあまり関係ないと考えられた. |
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ISSN: | 1347-2658 1880-3571 |
DOI: | 10.2503/hrj.4.307 |