台木の違いがブドウサンショウの枯死率と生長に及ぼす影響

ブドウサンショウの接ぎ木後の生存率向上と早期樹冠拡大を目的にイヌザンショウ, フユザンショウおよびカラスザンショウ台木による枯死率と樹の生育差を比較検討した. 枯死率はフユザンショウおよびカラスザンショウ台に比べイヌザンショウ台で明らかに高く, イヌザンショウ台では定植から3年後に全て枯死した. 定植5年後の樹容積はカラスザンショウ台がフユザンショウ台の約2倍であった. カラスザンショウ台で顕著な台勝ち現象がみられたが, フユザンショウ台では穂・台木間に幹肥大のアンバランスはなかった. 1樹当たり花房数はカラスザンショウ台に比べフユザンショウ台で著しく多かった....

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Veröffentlicht in:Engeigaku kenkyuu 2005, Vol.4(2), pp.203-206
Hauptverfasser: 前田, 隆昭, 米本, 仁巳, 萩原, 進
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:ブドウサンショウの接ぎ木後の生存率向上と早期樹冠拡大を目的にイヌザンショウ, フユザンショウおよびカラスザンショウ台木による枯死率と樹の生育差を比較検討した. 枯死率はフユザンショウおよびカラスザンショウ台に比べイヌザンショウ台で明らかに高く, イヌザンショウ台では定植から3年後に全て枯死した. 定植5年後の樹容積はカラスザンショウ台がフユザンショウ台の約2倍であった. カラスザンショウ台で顕著な台勝ち現象がみられたが, フユザンショウ台では穂・台木間に幹肥大のアンバランスはなかった. 1樹当たり花房数はカラスザンショウ台に比べフユザンショウ台で著しく多かった.
ISSN:1347-2658
1880-3571
DOI:10.2503/hrj.4.203