生育段階別の灌水ならびに施肥方法がファレノプシス苗の生育に及ぼす影響

ファレノプシス苗における灌水の間隔と施肥濃度が生育に及ぼす影響を調査し,生育段階別に効率的な管理方法について検討を行った.1.灌水をすべて液肥で代替すると,鉢内の肥料成分が高くなり,根部の発育が悪くなる傾向が認められた.2.灌水2回のうち1回を施肥する方法によって,生育は促進されるが,その場合の鉢内含水率は50~95%で日変化する管理がよかった.3.液肥窒素濃度と施肥回数との組み合わせでは,窒素濃度100ppm 灌水2回のうち1回施肥が適していた.4.灌水間隔が長くなると肥料不足となるが,窒素濃度25ppmで毎回施用すると,生育は遅延することはなかった.5.ECを測定することにより,窒素施肥時...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:山梨県総合農業試験場研究報告 = Bulletin of the Yamanashi Agricultural Research Center 2005-03 (17), p.27-32
Hauptverfasser: 三宅, ひろみ, 加藤, 肇
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:ファレノプシス苗における灌水の間隔と施肥濃度が生育に及ぼす影響を調査し,生育段階別に効率的な管理方法について検討を行った.1.灌水をすべて液肥で代替すると,鉢内の肥料成分が高くなり,根部の発育が悪くなる傾向が認められた.2.灌水2回のうち1回を施肥する方法によって,生育は促進されるが,その場合の鉢内含水率は50~95%で日変化する管理がよかった.3.液肥窒素濃度と施肥回数との組み合わせでは,窒素濃度100ppm 灌水2回のうち1回施肥が適していた.4.灌水間隔が長くなると肥料不足となるが,窒素濃度25ppmで毎回施用すると,生育は遅延することはなかった.5.ECを測定することにより,窒素施肥時期の判断などが容易になるものと考えられた.
ISSN:0910-8335