カンキツ‘はるみ'の隔年交互結実栽培におけるシイクワシャー台の利用

‘はるみ’の隔年交互結実栽培において強勢台木であるシイクワシャー台の適正を検討した。シイクワシャー台は‘はるみ’の隔年交互結実栽培において新梢の発生が多く、樹勢の維持が容易で、果実肥大が良好であった。収量はカラタチ台の交互結実栽培の樹とほぼ同等で、果実品質においては糖度がやや低いがその差は小さく、クエン酸含量は明らかに低かった。さらに、幼果期の着果量が少ないため、摘果等の作業時間が短く、‘はるみ’の隔年交互結実栽培用の台木として優れると考えられた。...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:愛知県農業総合試験場研究報告 = Research bulletin of the Aichi-ken Agricultural Research Center 2004-12 (36), p.41-45
Hauptverfasser: 坂野, 満, 鈴木, 寛之, 杉原, 巧祐, 大橋, 幸雄, 池野, 護
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:‘はるみ’の隔年交互結実栽培において強勢台木であるシイクワシャー台の適正を検討した。シイクワシャー台は‘はるみ’の隔年交互結実栽培において新梢の発生が多く、樹勢の維持が容易で、果実肥大が良好であった。収量はカラタチ台の交互結実栽培の樹とほぼ同等で、果実品質においては糖度がやや低いがその差は小さく、クエン酸含量は明らかに低かった。さらに、幼果期の着果量が少ないため、摘果等の作業時間が短く、‘はるみ’の隔年交互結実栽培用の台木として優れると考えられた。
ISSN:0388-7995