感染植物からの効率的なトマト萎ちょう病菌検出技術

病原の検定をPCR法で行う場合、試料からDNAを抽出、精製した鋳型を用いる必要がある。そのため、操作が煩雑で多数の検体を同時に検定できない。そこで、効率的にトマト萎ちょう病菌をPCRで検出するため、DNA抽出法について検討した。その結果、萎ちょう病菌のDNA抽出法は塩化ベンゼン法を利用したISOPLANが優れていた。また、病原菌が感染した植物からの検出について検討した結果、植物に感染後15日目でトマト萎ちょう病菌の検出が可能であり、迅速な防除対応が可能となった。...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:埼玉県農林総合研究センター研究報告 = Bulletin of the Saitama Prefectural Agriculture and Forestry Research Center 2005-03 (4), p.57-60
1. Verfasser: 平野, 泰志
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:病原の検定をPCR法で行う場合、試料からDNAを抽出、精製した鋳型を用いる必要がある。そのため、操作が煩雑で多数の検体を同時に検定できない。そこで、効率的にトマト萎ちょう病菌をPCRで検出するため、DNA抽出法について検討した。その結果、萎ちょう病菌のDNA抽出法は塩化ベンゼン法を利用したISOPLANが優れていた。また、病原菌が感染した植物からの検出について検討した結果、植物に感染後15日目でトマト萎ちょう病菌の検出が可能であり、迅速な防除対応が可能となった。
ISSN:1346-7778