定量R-PCR法によるアブラムシ体中ウイルスの定量

アブラムシが吸汁したキュウリモザイクウイルス(CMV)またはカブモザイクウイルス(uMV)のウイルス数を虫体中から定量R?PCR法を用いて測定するため、DNAコンペテイターの作成を試みた。その結果、作成したDNAコンペティターはウイルス特異的プライマーで増幅し、ウイルスRNA数の測定精度は高かった。また、無毒アブラムシと保毒アブラムシを混ぜたモデルで定量した結果、アブラムシ保毒率とアブラムシ保毒RNA数間で高い相関関係が認められた。個々のアブラムシについて保毒調査するのではなく、集団で測るために簡易かつ低コストに保毒ウイルス数の測定が可能となった。...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:埼玉県農林総合研究センター研究報告 = Bulletin of the Saitama Prefectural Agriculture and Forestry Research Center 2005-03 (4), p.53-56
1. Verfasser: 平野, 泰志
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:アブラムシが吸汁したキュウリモザイクウイルス(CMV)またはカブモザイクウイルス(uMV)のウイルス数を虫体中から定量R?PCR法を用いて測定するため、DNAコンペテイターの作成を試みた。その結果、作成したDNAコンペティターはウイルス特異的プライマーで増幅し、ウイルスRNA数の測定精度は高かった。また、無毒アブラムシと保毒アブラムシを混ぜたモデルで定量した結果、アブラムシ保毒率とアブラムシ保毒RNA数間で高い相関関係が認められた。個々のアブラムシについて保毒調査するのではなく、集団で測るために簡易かつ低コストに保毒ウイルス数の測定が可能となった。
ISSN:1346-7778