ケナフの飼料利用による有機物利用能の解明(1) : ケナフの飼料価値評価
ケナフを新飼料作物として利用する技術を開発するため、その栽培方法、サイレージ調整方法及び繁殖和牛への給与効果について検討した。飼料用ケナフの栽培方法は、作業性、収量性及び栄養価等を考慮すると、播種量0.2kg/aの条播(畦幅75cm)で栽培し、草丈2m時に刈り取るのが適当と思われた。刈り取りには、刈り払い機の利用が適当であった。ケナフは栄養価が高く、予乾して中水分にすることにより良好な発酵品質のサイレージが調整できた。繁殖雌和牛への給与試験では、葉部は高蛋白で採食性が良好で、供試牛の体重及び血液成分に悪影響は見られなかった。茎部の採食性向上のために圧砕を試みたところマウントカッターが利用可能で...
Gespeichert in:
Veröffentlicht in: | 高知県畜産試験場研究報告 = Report of the Kochi Prefectural Livestock Experiment Station 2002-03 (18), p.13-17 |
---|---|
Hauptverfasser: | , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
Tags: |
Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
|
Zusammenfassung: | ケナフを新飼料作物として利用する技術を開発するため、その栽培方法、サイレージ調整方法及び繁殖和牛への給与効果について検討した。飼料用ケナフの栽培方法は、作業性、収量性及び栄養価等を考慮すると、播種量0.2kg/aの条播(畦幅75cm)で栽培し、草丈2m時に刈り取るのが適当と思われた。刈り取りには、刈り払い機の利用が適当であった。ケナフは栄養価が高く、予乾して中水分にすることにより良好な発酵品質のサイレージが調整できた。繁殖雌和牛への給与試験では、葉部は高蛋白で採食性が良好で、供試牛の体重及び血液成分に悪影響は見られなかった。茎部の採食性向上のために圧砕を試みたところマウントカッターが利用可能であったが、採食性は改善されなかった。 |
---|---|
ISSN: | 0289-5196 |