農薬適正使用判定サーバシステムの開発

本稿では,農薬適正使用判定手法を提案し,農薬ナビゲーションシステム判定サーバシステムへの実装および作動試験を通して,その有効性を明らかにした.また,農薬ナビ判定サーバの実用化に向けて今後求められる主要な機能を明らかにした.それらは,農薬名で作成された農薬使用計画の判定機能,営農現場の多様な様式の防除暦への対応,実務に適した判定結果の表示方式への対応などである.この他,農薬使用計画作成支援システムの必要性も明らかになった.農薬ナビ判定サーバは,「ナビゲーションシステム」という名称にも現れているように,農薬適正使用の誘導・支援が目的である.このため,完全に自動化された判定を目指すのではなく,あくま...

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Veröffentlicht in:農業情報研究 2004, Vol.13(4), pp.301-315
Hauptverfasser: 南石, 晃明, 菅原, 幸治, 菊地, 宏之
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:本稿では,農薬適正使用判定手法を提案し,農薬ナビゲーションシステム判定サーバシステムへの実装および作動試験を通して,その有効性を明らかにした.また,農薬ナビ判定サーバの実用化に向けて今後求められる主要な機能を明らかにした.それらは,農薬名で作成された農薬使用計画の判定機能,営農現場の多様な様式の防除暦への対応,実務に適した判定結果の表示方式への対応などである.この他,農薬使用計画作成支援システムの必要性も明らかになった.農薬ナビ判定サーバは,「ナビゲーションシステム」という名称にも現れているように,農薬適正使用の誘導・支援が目的である.このため,完全に自動化された判定を目指すのではなく,あくまで,農薬使用者の情報収集の支援,判断の負担軽減など,農薬誤使用防止を支援する機能を充実させることが求められていることも明らかになった.
ISSN:0916-9482
1881-5219
DOI:10.3173/air.13.301