群馬県産スギ材の強度性能
県産スギ材の強度試験を、原木、正角材、平角材について行った。1.原木の動的ヤング係数の平均は7.69GPaであった。元玉の動的ヤング係数は6.88GPaであり、2番玉以降の平均は8.11GPaであった。また原木の動的ヤング係数とラミナの動的ヤング係数の相関係数は0.72であり、原木での強度選別が有効であった。2.正角の曲げヤング係数の平均は8.53GPa、曲げ強度の平均は42.8MPaであり、原木の動的ヤング係数と乾燥後の製材品の曲げヤング係数との相関係数は0.68であった。このことから原木でのある程度の強度推定が可能であると思われた。3.平角の曲げヤング係数の平均は6.61GPaであった。節...
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Veröffentlicht in: | 研究報告 2002-03 (8), p.1-9 |
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Hauptverfasser: | , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 県産スギ材の強度試験を、原木、正角材、平角材について行った。1.原木の動的ヤング係数の平均は7.69GPaであった。元玉の動的ヤング係数は6.88GPaであり、2番玉以降の平均は8.11GPaであった。また原木の動的ヤング係数とラミナの動的ヤング係数の相関係数は0.72であり、原木での強度選別が有効であった。2.正角の曲げヤング係数の平均は8.53GPa、曲げ強度の平均は42.8MPaであり、原木の動的ヤング係数と乾燥後の製材品の曲げヤング係数との相関係数は0.68であった。このことから原木でのある程度の強度推定が可能であると思われた。3.平角の曲げヤング係数の平均は6.61GPaであった。節と年輪幅で目視グレーディングを行ったが、相関係数は0.22と0.35で、動的ヤング係数による機械的等級区分の有効性が認められた。 |
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ISSN: | 0918-6115 |