スギ雄花不着花クローンの選抜

近年大きな社会問題となっているスギ花粉症対策のため、花粉の少ないスギの選抜を行った。また、早期選抜法の検討と雄花着花特性についても同時に調査した。1.スギ採種園の調査で、利根3、利根6、坂下2の3クローンを雄花の少ない精英樹クローンとして選抜した。2.早期選抜法では、幼齢期のジベレリン処理が雄花の少ないスギを選抜する手法として有効である可能性が示唆された。3.雄花の着花量、分化日、開花日、開花期間には、分化日と開花日、開花期間と着花量の相互間に正の、その他の相互間に負の有意な相関関係があることが分かった。...

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Veröffentlicht in:研究報告 1999-07 (6), p.21-34
Hauptverfasser: 竹内, 忠義, 田中, 功, 阿久沢, 和夫
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:近年大きな社会問題となっているスギ花粉症対策のため、花粉の少ないスギの選抜を行った。また、早期選抜法の検討と雄花着花特性についても同時に調査した。1.スギ採種園の調査で、利根3、利根6、坂下2の3クローンを雄花の少ない精英樹クローンとして選抜した。2.早期選抜法では、幼齢期のジベレリン処理が雄花の少ないスギを選抜する手法として有効である可能性が示唆された。3.雄花の着花量、分化日、開花日、開花期間には、分化日と開花日、開花期間と着花量の相互間に正の、その他の相互間に負の有意な相関関係があることが分かった。
ISSN:0918-6115