ウサギの尿道結石症の15例

尿道内に結石が確認されたウサギの15症例について検討した。尿道結石症の発生は雄に多かったが雌にも少なからず認められた。骨盤腔を通過した結石に対しては尿道切開あるいは膣切開などの外科処置により良好な結果が得られた。結石が骨盤腔内に進入した症例の転帰は望ましくなかった。手術適応の判断は慎重に下すべきであり, 全身状態や血液検査結果の評価も重要であるが, 予後は結石の存在部位に大きく左右されるものと思われた。...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Jūi masui gekagaku zasshi 2004, Vol.35(3), pp.53-61
Hauptverfasser: 強矢, 治, 鶴岡, 学, 久保田, 真理, 中西, 真紀子, 田川, 雅代, 森, 千秋, 斉藤, 久美子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Schlagworte:
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:尿道内に結石が確認されたウサギの15症例について検討した。尿道結石症の発生は雄に多かったが雌にも少なからず認められた。骨盤腔を通過した結石に対しては尿道切開あるいは膣切開などの外科処置により良好な結果が得られた。結石が骨盤腔内に進入した症例の転帰は望ましくなかった。手術適応の判断は慎重に下すべきであり, 全身状態や血液検査結果の評価も重要であるが, 予後は結石の存在部位に大きく左右されるものと思われた。
ISSN:0916-5908
1349-7669
DOI:10.2327/jvas.35.53