食料自給と貧困改善を可能にする資源循環型農業経営 : ベトナム紅河デルタ地域のVACファーミングシステムを事例として
本論文は,ベトナムにおける食糧不足・栄養不良・貧困を改善するための施設手段としてVACファーミングシステムに注目し,その農業経営が自然環境を保全しつつ,食糧不足・栄養不良・貧困の改善にどこまで貢献できるかを明らかにした。まず,本論文のIIでは,統計データから,自給自足農家の作目構成と経営規模を明らかにした。IIIでは,VACファーミングシステムの資源循環構造と環境保全機能を明らかにした。IVでは,自給自足農家を対象とした線形計画モデルを構築し,そのシミュレーション分析を行った。Vでは,貧困ラインについて整理した。VIでは,線形計画モデルのシミュレーション結果から,貧困ラインを超える経営面積を明...
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Veröffentlicht in: | 農村研究 2004-09 (99), p.148-157 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 本論文は,ベトナムにおける食糧不足・栄養不良・貧困を改善するための施設手段としてVACファーミングシステムに注目し,その農業経営が自然環境を保全しつつ,食糧不足・栄養不良・貧困の改善にどこまで貢献できるかを明らかにした。まず,本論文のIIでは,統計データから,自給自足農家の作目構成と経営規模を明らかにした。IIIでは,VACファーミングシステムの資源循環構造と環境保全機能を明らかにした。IVでは,自給自足農家を対象とした線形計画モデルを構築し,そのシミュレーション分析を行った。Vでは,貧困ラインについて整理した。VIでは,線形計画モデルのシミュレーション結果から,貧困ラインを超える経営面積を明らかにした。 |
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ISSN: | 0388-8533 |