逸失底刺網のゴーストフィッシング能力の経時的変化と死亡数推定
逸失底刺網のゴーストフィッシング (GF) の経時的変化と死亡数の定量的評価を試みた。模擬逸失網の連続2日の潜水観察で罹網魚/日を調べる実験を当初は毎日, 以後は間隔をおいて最長1,689日間, 計3回行った。網周辺の魚類相の定常性を確認し, 罹網数の変化は網のGF能力の変化を代表すると考えた。GF能力低下をその短期・長期的要因による2項の和で近似し, GF継続期間 (GF能力が当初の5%になるまで) を142日, 総死亡数を455尾と推定した。マダイ, ムロアジはおもに初期の短期間, カワハギは長期間罹網が生じた。...
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Veröffentlicht in: | Nippon Suisan Gakkaishi 2004, Vol.70(5), pp.728-737 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 逸失底刺網のゴーストフィッシング (GF) の経時的変化と死亡数の定量的評価を試みた。模擬逸失網の連続2日の潜水観察で罹網魚/日を調べる実験を当初は毎日, 以後は間隔をおいて最長1,689日間, 計3回行った。網周辺の魚類相の定常性を確認し, 罹網数の変化は網のGF能力の変化を代表すると考えた。GF能力低下をその短期・長期的要因による2項の和で近似し, GF継続期間 (GF能力が当初の5%になるまで) を142日, 総死亡数を455尾と推定した。マダイ, ムロアジはおもに初期の短期間, カワハギは長期間罹網が生じた。 |
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ISSN: | 0021-5392 1349-998X |
DOI: | 10.2331/suisan.70.728 |