組織培養によるハナノキのクローン増殖

絶滅危惧種であるハナノキの個体保存を目的に,成木の腋芽と胚軸を材料として組織培養によるクローン増殖を試みた。その結果,どちらの材料を用いても増殖が可能で,発根個体が得られた。クローン個体を効率的に増殖させるには,成木の腋芽よりも胚軸を材料とする方が有利であった。胚軸を材料とする場合,クローンにより増殖に差がみられた。このうちの一クローンは,増殖が旺盛で発根率が高かったことから,効率的な増殖を行う際の材料として有望であった。...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:岐阜県森林科学研究所研究報告 = Bulletin of the Gifu Prefectural Forest Science Research Institute 2004-03 (33), p.19-22
Hauptverfasser: 茂木, 靖和, 坂井, 至通
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:絶滅危惧種であるハナノキの個体保存を目的に,成木の腋芽と胚軸を材料として組織培養によるクローン増殖を試みた。その結果,どちらの材料を用いても増殖が可能で,発根個体が得られた。クローン個体を効率的に増殖させるには,成木の腋芽よりも胚軸を材料とする方が有利であった。胚軸を材料とする場合,クローンにより増殖に差がみられた。このうちの一クローンは,増殖が旺盛で発根率が高かったことから,効率的な増殖を行う際の材料として有望であった。
ISSN:1345-6520