バナナ果実の貯蔵に対する温湯, 塩化カルシウムおよび修正空気の効果

バナナ果実 (Musa, AAA group, cv. Cavendish) に対する温湯処理 (HWT), 塩化カルシウム溶液処理およびプラスチックフィルム包装の効果について研究した。バナナ果実は温湯処理 (40, 45, 50℃で10-15分) だけのものと, 温湯と4%塩化カルシウム治容液, 温湯と4%塩化カルシウム溶液およびプラスチックフィルム包装 (厚さ0.03mm) の単独使用とこれらの組み合わせを用いて処理した。バナナ果実の成熟は温湯, 4%塩化カルシウム溶液プラスチックフィルム包装のいずれの組み合わせにおいても遅れた。プラスチックフィルム内の炭酸ガスの濃度が高いとき, エチレン...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Food preservation science 2004/07/30, Vol.30(4), pp.179-184
Hauptverfasser: サイフ, モクベル マトウク, 橋永, 文男
Format: Artikel
Sprache:eng ; jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:バナナ果実 (Musa, AAA group, cv. Cavendish) に対する温湯処理 (HWT), 塩化カルシウム溶液処理およびプラスチックフィルム包装の効果について研究した。バナナ果実は温湯処理 (40, 45, 50℃で10-15分) だけのものと, 温湯と4%塩化カルシウム治容液, 温湯と4%塩化カルシウム溶液およびプラスチックフィルム包装 (厚さ0.03mm) の単独使用とこれらの組み合わせを用いて処理した。バナナ果実の成熟は温湯, 4%塩化カルシウム溶液プラスチックフィルム包装のいずれの組み合わせにおいても遅れた。プラスチックフィルム内の炭酸ガスの濃度が高いとき, エチレンの生成が有意に減少し, エタノールが増加してバナナの腐敗と成熟期間の延長を調節することができた。ポリエチレン包装内およびジャーでのエチレンと炭酸ガスを分析した結果, 温湯処理と4%塩化カルシウム溶液処理はエチレンの発生と呼吸を抑えることがわかった。
ISSN:1344-1213
2186-1277
DOI:10.5891/jafps.30.179