キャピラリー電気泳動による食品中の食用タール色素の分析

キャピラリー電気泳動(CE)を用いて我が国の許可色素12種の分析法を検討した.食品中の色素を水および0.5%アンモニア-エタノール(1 : 1)混液で抽出し,色素抽出液をSep-Pak Plus tC18による固相抽出法で精製した.CE条件はキャピラリーにバブルセルキャピラリー,泳動液に20%アセトニトリル含有10 mmol/Lリン酸二水素カリウム-5 mmol/L炭酸ナトリウム緩衝液(pH 10.0)を用いた.各色素の移動時間および面積値の変動係数はそれぞれ0.28~0.62%,1.84~4.30%であり,吸収スペクトルによる確認限度は5~10 μg/mLであった.各色素の清涼飲料水,キャン...

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Veröffentlicht in:Shokuhin eiseigaku zasshi 2004/06/25, Vol.45(3), pp.150-155
Hauptverfasser: 石川, ふさ子, 大石, 充男, 木村, 圭介, 安井, 明子, 斉藤, 和夫
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:キャピラリー電気泳動(CE)を用いて我が国の許可色素12種の分析法を検討した.食品中の色素を水および0.5%アンモニア-エタノール(1 : 1)混液で抽出し,色素抽出液をSep-Pak Plus tC18による固相抽出法で精製した.CE条件はキャピラリーにバブルセルキャピラリー,泳動液に20%アセトニトリル含有10 mmol/Lリン酸二水素カリウム-5 mmol/L炭酸ナトリウム緩衝液(pH 10.0)を用いた.各色素の移動時間および面積値の変動係数はそれぞれ0.28~0.62%,1.84~4.30%であり,吸収スペクトルによる確認限度は5~10 μg/mLであった.各色素の清涼飲料水,キャンディーおよび漬物からの添加回収率(10 μg/g)は70.0~101.5%であり,本法を市販食品に適用した.
ISSN:0015-6426
1882-1006
DOI:10.3358/shokueishi.45.150