麺および野菜からの腸管出血性大腸菌O157損傷菌の検出に関する検討
損傷O157の検出に適した増菌培養条件を検討した.ボイルスパゲティ中の凍結損傷O157は6時間の増菌培養後,ボイルスパゲティ中の加熱損傷O157,レタスおよびニンジン中の次亜塩素酸による損傷O157は18時間の増菌培養後に選択分離培地によって検出できた.さらにPCR法によりそれぞれ検査開始後12時間以内,24時間以内に陽性検体を判定できた.培養条件はノボビオシン加mEC 42℃ 培養よりTrypticase soy broth (TSB) 42℃ 培養が適していた.麺からの凍結損傷O157の検出にはTSB 42℃ 6時間培養後にPCRを行う方法が,麺からの加熱損傷O157および野菜からの次亜塩...
Gespeichert in:
Veröffentlicht in: | Shokuhin eiseigaku zasshi 2004/06/25, Vol.45(3), pp.113-119 |
---|---|
Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
Tags: |
Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
|
Zusammenfassung: | 損傷O157の検出に適した増菌培養条件を検討した.ボイルスパゲティ中の凍結損傷O157は6時間の増菌培養後,ボイルスパゲティ中の加熱損傷O157,レタスおよびニンジン中の次亜塩素酸による損傷O157は18時間の増菌培養後に選択分離培地によって検出できた.さらにPCR法によりそれぞれ検査開始後12時間以内,24時間以内に陽性検体を判定できた.培養条件はノボビオシン加mEC 42℃ 培養よりTrypticase soy broth (TSB) 42℃ 培養が適していた.麺からの凍結損傷O157の検出にはTSB 42℃ 6時間培養後にPCRを行う方法が,麺からの加熱損傷O157および野菜からの次亜塩素酸損傷O157の検出にはTSB 42℃ 18時間培養後にPCRを行う方法が最も効果的なスクリーニング法であると考えられた. |
---|---|
ISSN: | 0015-6426 1882-1006 |
DOI: | 10.3358/shokueishi.45.113 |