採卵鶏に発生したクロルピクリン中毒

2001年4月に約40,000羽を飼育する採卵鶏農場で, 約3,000羽の鶏が開口呼吸, チアノーゼ等の臨床症状を示し急死した.発病前日, 発生農場に隣接する畑に土壌消毒のためクロルピクリン製剤が注入されていた.病理学的検査結果から, 死亡鶏は急性カタル性線維素性気管支肺炎を呈していた.また未発症鶏の血中総ヘモグロビンは著しく上昇していた.これらの結果から, 死亡原因としてクロルピクリン中毒が疑われた....

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Veröffentlicht in:Nippon Juishikai zasshi 2004/06/20, Vol.57(6), pp.377-379
Hauptverfasser: 日高, 健雅, 望月, 英子, 菊池, 浩久, 横田, 文彦, 藤井, 司, 須山, 義信, 渡邊, 史郎, 小林, 弘明
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:2001年4月に約40,000羽を飼育する採卵鶏農場で, 約3,000羽の鶏が開口呼吸, チアノーゼ等の臨床症状を示し急死した.発病前日, 発生農場に隣接する畑に土壌消毒のためクロルピクリン製剤が注入されていた.病理学的検査結果から, 死亡鶏は急性カタル性線維素性気管支肺炎を呈していた.また未発症鶏の血中総ヘモグロビンは著しく上昇していた.これらの結果から, 死亡原因としてクロルピクリン中毒が疑われた.
ISSN:0446-6454
2186-0211
DOI:10.12935/jvma1951.57.377