重窒素標識法による鶏ふん堆肥およびオガクズ牛ふん堆肥の水稲に対する窒素供給能の評価
^ N標識した鶏ふん堆肥とオガクズ牛ふん堆肥を用いて水稲への窒素供給能と^ Nバランス法による動態を^ N標識化学肥料およびナタネ油粕と比較検討した.1)圃場試験における成熟期の基肥硫安,ナタネ油粕,鶏ふん堆肥およびオガクズ牛ふん堆肥に由来する窒素の水稲吸収率はそれぞれ41.7, 28.7, 15.7, 4.0%,土壌残存率は35, 41, 47, 91%であった.2)供試した有機物の窒素肥効率はナタネ油粕70%,鶏ふん堆肥40%,オガクズ牛ふん堆肥10%程度であった.3)供試有機物の水稲に対する窒素肥効は幼穂形成期頃までであった.4)室内開放培養試験における供試有機物由来の土壌中有機態^ N...
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Veröffentlicht in: | Nippon dojō hiryōgaku zasshi 2004/06/05, Vol.75(3), pp.313-319 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | ^ N標識した鶏ふん堆肥とオガクズ牛ふん堆肥を用いて水稲への窒素供給能と^ Nバランス法による動態を^ N標識化学肥料およびナタネ油粕と比較検討した.1)圃場試験における成熟期の基肥硫安,ナタネ油粕,鶏ふん堆肥およびオガクズ牛ふん堆肥に由来する窒素の水稲吸収率はそれぞれ41.7, 28.7, 15.7, 4.0%,土壌残存率は35, 41, 47, 91%であった.2)供試した有機物の窒素肥効率はナタネ油粕70%,鶏ふん堆肥40%,オガクズ牛ふん堆肥10%程度であった.3)供試有機物の水稲に対する窒素肥効は幼穂形成期頃までであった.4)室内開放培養試験における供試有機物由来の土壌中有機態^ N窒素の残存割合の推移は圃場試験のそれに近く,室内開放培養試験で資材の分解特性が推測できることが分かった.また,オガクズ牛ふん堆肥中の窒素の無機化には中干しを想定した乾燥処理の有無による差は認められなかった. |
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ISSN: | 0029-0610 2424-0583 |
DOI: | 10.20710/dojo.75.3_313 |