ヤーコンの育苗条件と生育・収量

北海道におけるヤーコンの生育、収量と育苗条件について検討した。利用種苗形態は未萌芽種塊茎利用が有効と考えられた。慣行ポリポット(口径105mm)育苗では35日育苗が最適であったが、紙筒(V-5)育苗では判然としなかった。種塊茎重5gと10gの比較では明らかな差は見られなかった。ポリポット育苗の塊根総収量は430-580kg/a、紙筒V-5育苗は330-420kg/aであった。紙筒(V-5)育苗は、ポリポットと比較して育苗床面積が20%、育苗土が52%、定植作業時間が4%(半自動移植機使用)であり、省力かつ効率的であった。紙筒(V-5)育苗は、生育、収量でポリポット育苗に及ばないが、育苗、定植の...

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Veröffentlicht in:北海道立農業試験場集報 2004-05 (86), p.93-95
Hauptverfasser: 植野, 玲一郎, 地子, 立
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:北海道におけるヤーコンの生育、収量と育苗条件について検討した。利用種苗形態は未萌芽種塊茎利用が有効と考えられた。慣行ポリポット(口径105mm)育苗では35日育苗が最適であったが、紙筒(V-5)育苗では判然としなかった。種塊茎重5gと10gの比較では明らかな差は見られなかった。ポリポット育苗の塊根総収量は430-580kg/a、紙筒V-5育苗は330-420kg/aであった。紙筒(V-5)育苗は、ポリポットと比較して育苗床面積が20%、育苗土が52%、定植作業時間が4%(半自動移植機使用)であり、省力かつ効率的であった。紙筒(V-5)育苗は、生育、収量でポリポット育苗に及ばないが、育苗、定植の大幅な省力化が可能であった。
ISSN:0441-0807