岐阜県における不耕起乾田直播栽培技術体系の確立に関する研究(1) : 導入条件の解明と栽培技術体系の確立
大規模経営体の現状分析から、岐阜県平坦地の番水地帯における飛躍的な規模拡大を図る方策として、不耕起乾田直播栽培の導入が有効であることを明らかにしたうえで、栽培技術体系のプロトタイプを確立した。栽培体系の概要は次のとおりとした。播種適期は4月上旬から5月中旬までである。品種は慣行移植栽培で倒伏し易い「ハツシモ」「コシヒカリ」でも適用可能である。施肥法は、溶出タイプの異なる被覆尿素を用いた播種溝内播種同時一発施肥とする。除草は、水稲の出芽直前の非選択性茎葉処理剤及び土壌処理剤散布、入水前のシハロホップブチル茎葉処理剤散布、入水後の一発処理剤散布とする。組み立てた栽培技術体系は、現地試験により栽培体...
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Veröffentlicht in: | 岐阜県農業技術研究所研究報告 2002-03 (2), p.41-62 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 大規模経営体の現状分析から、岐阜県平坦地の番水地帯における飛躍的な規模拡大を図る方策として、不耕起乾田直播栽培の導入が有効であることを明らかにしたうえで、栽培技術体系のプロトタイプを確立した。栽培体系の概要は次のとおりとした。播種適期は4月上旬から5月中旬までである。品種は慣行移植栽培で倒伏し易い「ハツシモ」「コシヒカリ」でも適用可能である。施肥法は、溶出タイプの異なる被覆尿素を用いた播種溝内播種同時一発施肥とする。除草は、水稲の出芽直前の非選択性茎葉処理剤及び土壌処理剤散布、入水前のシハロホップブチル茎葉処理剤散布、入水後の一発処理剤散布とする。組み立てた栽培技術体系は、現地試験により栽培体系として移植栽培並に安定した省力・低コスト栽培であることを実証した。 |
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ISSN: | 1346-4396 |