水稲の直播栽培における播種期の拡大に関する研究 4.低温発芽性の品種間差異

1.日本稲34品種,外国稲37品議の出穂30日後と40日後に採種した種子を供試して低温発芽性の品種間差異を検討した.2. 日本稲では古い品種に低温発芽性の高いものが認められた.近代に育成された比較的新しい品種は東北地方の品種でも低温発芽性は高くなかった.3.外国稲は比較的高緯度の品種とイタリアの大粒品種が低温発芽性が高かった.4. 日本稲は低温発芽係数と越冬性は一致する傾向があり,外国稲は低温での低温発芽性と越冬性とはかならずしも一致せず,休眠性も関係していると考えられた....

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Veröffentlicht in:Tohoku Journal of Crop Science 2003/12/26, Vol.46, pp.1-6
Hauptverfasser: 上林, 美保子, 大友, 健司
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:1.日本稲34品種,外国稲37品議の出穂30日後と40日後に採種した種子を供試して低温発芽性の品種間差異を検討した.2. 日本稲では古い品種に低温発芽性の高いものが認められた.近代に育成された比較的新しい品種は東北地方の品種でも低温発芽性は高くなかった.3.外国稲は比較的高緯度の品種とイタリアの大粒品種が低温発芽性が高かった.4. 日本稲は低温発芽係数と越冬性は一致する傾向があり,外国稲は低温での低温発芽性と越冬性とはかならずしも一致せず,休眠性も関係していると考えられた.
ISSN:0911-7067
2189-7840
DOI:10.20725/tjcs.46.0_1