数種花卉における苗の成長および開花に及ぼすキトサン土壌混和処理の影響

8種の花卉(トレニア、エキザカム、ベゴニア、グロキシニア、ロベリア、ミムラス、カルセオラリアおよびカンパニュラ)において1.0%キトサンの土壌混和処理および水溶性無機肥料(1.0%キトサンと同量の窒素量となるよう施用)の施与を行い、栽培試験により成長量と開花について調査した。その結果、定植時(種により播種6週間後から13週間後)において、いずれの花卉においても1.0%キトサン土壌混和処理は対照区(肥料、キトサンとも無施与)および無機肥料区に比べて有意に高い成長量を示した。また、1番花開花日については、トレニア、エキザカム、ベゴニア、グロキシニア、ロベリアおよびミムラスにおいて、1.0%キトサン...

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Veröffentlicht in:Engei Gakkai zasshi 2004-01, Vol.73 (1), p.66-68
Hauptverfasser: 太田, 勝巳, 森下, 進也, 須田, 浩平, 小林, 伸雄, 細木, 高志
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:8種の花卉(トレニア、エキザカム、ベゴニア、グロキシニア、ロベリア、ミムラス、カルセオラリアおよびカンパニュラ)において1.0%キトサンの土壌混和処理および水溶性無機肥料(1.0%キトサンと同量の窒素量となるよう施用)の施与を行い、栽培試験により成長量と開花について調査した。その結果、定植時(種により播種6週間後から13週間後)において、いずれの花卉においても1.0%キトサン土壌混和処理は対照区(肥料、キトサンとも無施与)および無機肥料区に比べて有意に高い成長量を示した。また、1番花開花日については、トレニア、エキザカム、ベゴニア、グロキシニア、ロベリアおよびミムラスにおいて、1.0%キトサン土壌混和処理は他の処理区に比べ、1番花の開花が有意に促進されたことが認められたが、カルセオラリアおよびカンパニュラにおいては促進効果はみられなかった。これはキトサンによるエリシター効果、土壌中微生物相の変化あるいは有機物として直接植物に吸収利用されることによると推察される。
ISSN:0013-7626