鹿児島湾産アカカマスの年齢,成長および年級群組成

鹿児島湾産アカカマス1631尾の耳石横断薄層切片をもとに,本種の年齢と成長を検討した結果,縁辺成長率の経月変化および優勢ないし劣勢年級群の経年出現状況から,用いた耳石輪紋(不透明帯内縁)は年輪であることが立証された。6月1日を誕生日と仮定して,輪紋数に応じて個体毎に年齢を割り振り,Bertalanffyの成長式を当てはめた結果,雄はLt=304.6{1-exp[-0.433(t+3.385)]},雌はLt=337.5{1-exp[-0.421(t+2.972)]}で表された。両式は有意に異なり,いずれの年齢においても雌は雄より大きい体サイズを示した。最高年齢は雄で11歳,雌で8歳であった。...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Nippon Suisan Gakkaishi 2003/09/15, Vol.69(5), pp.709-716,852
Hauptverfasser: 増田, 育司, 酒匂, 貴文, 松下, 剛, 白石, 哲朗, 切通, 淳一郎, 神村, 祐司, 小澤, 貴和
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:鹿児島湾産アカカマス1631尾の耳石横断薄層切片をもとに,本種の年齢と成長を検討した結果,縁辺成長率の経月変化および優勢ないし劣勢年級群の経年出現状況から,用いた耳石輪紋(不透明帯内縁)は年輪であることが立証された。6月1日を誕生日と仮定して,輪紋数に応じて個体毎に年齢を割り振り,Bertalanffyの成長式を当てはめた結果,雄はLt=304.6{1-exp[-0.433(t+3.385)]},雌はLt=337.5{1-exp[-0.421(t+2.972)]}で表された。両式は有意に異なり,いずれの年齢においても雌は雄より大きい体サイズを示した。最高年齢は雄で11歳,雌で8歳であった。
ISSN:0021-5392
1349-998X
DOI:10.2331/suisan.69.709