花芽着き挿し穂を利用したポットマム生産

ポットマムの効率的な小鉢生産を目的として,花芽が分化した枝を挿し穂に用いる「花芽挿し」栽培について検討した. 「花芽挿し」の適期は,親株に対する短日処理を開始して2週間程度経過し,頂花の花芽が小花形成期に達した時期であった.実験に用いたスプレータイプのキクおよび一輪ギクともに,「花芽挿し」栽培によって栽培期間が大幅に短縮され,開花時にはコンパクトな草姿の植物が得られた.スプレータイプのキクの場合,「花芽挿し」栽培により着花数がやや減少したが,その中では多花性のイソギク交配種は着花数減少の程度が少なく,「花芽挿し」栽培により適すると考えられた....

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Veröffentlicht in:Engeigaku kenkyuu 2003, Vol.2(3), pp.187-191
Hauptverfasser: 大石, 一史, 深田, 俊典, 奥村, 義秀, 森岡, 公一
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:ポットマムの効率的な小鉢生産を目的として,花芽が分化した枝を挿し穂に用いる「花芽挿し」栽培について検討した. 「花芽挿し」の適期は,親株に対する短日処理を開始して2週間程度経過し,頂花の花芽が小花形成期に達した時期であった.実験に用いたスプレータイプのキクおよび一輪ギクともに,「花芽挿し」栽培によって栽培期間が大幅に短縮され,開花時にはコンパクトな草姿の植物が得られた.スプレータイプのキクの場合,「花芽挿し」栽培により着花数がやや減少したが,その中では多花性のイソギク交配種は着花数減少の程度が少なく,「花芽挿し」栽培により適すると考えられた.
ISSN:1347-2658
1880-3571
DOI:10.2503/hrj.2.187