かん水同時施肥法による高糖度トマトの生産安定

高糖度トマトの生産を安定化するために、促成作型において根域制限によりかん水同時施肥栽培を行ったところ、以下の技術指標が得られた。1.収量、品質の両面から‘サンロード’が、糖度の安定性においては‘ハウス桃太郎’が高糖度トマト栽培に適した品種と認められた。2.第1花房から糖度がBrix.8~9%の果実を得られ、商品果収量5~6t/10aの果実生産が可能であった。3.この場合の土壌水分張力は、慣行のpF2.0内外に対して、pF2.6~2.8と極めて高く推移した。4.土壌の硝酸イオン濃度は、第5花房開花期に400ppmに上昇し、第7花房収穫期まで400~800ppmに推移した。...

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Veröffentlicht in:神奈川県農業総合研究所研究報告 = Bulletin of the Agricultural Research Institute of Kanagawa Prefecture 2003-03 (143), p.55-60
Hauptverfasser: 松浦, 京子, 高柳, りか, 佐藤, 達雄, 吉田, 誠
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:高糖度トマトの生産を安定化するために、促成作型において根域制限によりかん水同時施肥栽培を行ったところ、以下の技術指標が得られた。1.収量、品質の両面から‘サンロード’が、糖度の安定性においては‘ハウス桃太郎’が高糖度トマト栽培に適した品種と認められた。2.第1花房から糖度がBrix.8~9%の果実を得られ、商品果収量5~6t/10aの果実生産が可能であった。3.この場合の土壌水分張力は、慣行のpF2.0内外に対して、pF2.6~2.8と極めて高く推移した。4.土壌の硝酸イオン濃度は、第5花房開花期に400ppmに上昇し、第7花房収穫期まで400~800ppmに推移した。
ISSN:0388-8231