ハムスターの皮膚生検における腫瘍発生率
1994年7月-2001年9月に動物病院から送付されたハムスター類の皮膚生検組織257例について, 病理組織診断とともに腫瘍発生状況を検索した.送付材料の約90%が腫瘍例で, ジャンガリアンハムスターが全体の約70%を占めていた.腫瘍の発生は1-2歳未満, 腹側 (頸部, 胸部, 腹部, 腋窩部, 鼠径部) に多く, 約60%は上皮系良性腫瘍であった.雄では腹部のいわゆる“増殖性筋膜炎”, 耳介の乳頭腫・扁平上皮癌が多く, 雌ではアポクリン腺腫, アポクリン腺癌など上皮系腫瘍が多かった.リンパ肉腫は1歳末満の頸部に多く, ゴールデンハムスターに特徴的であった...
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Veröffentlicht in: | Nippon Juishikai zasshi 2003/06/20, Vol.56(6), pp.387-390 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 1994年7月-2001年9月に動物病院から送付されたハムスター類の皮膚生検組織257例について, 病理組織診断とともに腫瘍発生状況を検索した.送付材料の約90%が腫瘍例で, ジャンガリアンハムスターが全体の約70%を占めていた.腫瘍の発生は1-2歳未満, 腹側 (頸部, 胸部, 腹部, 腋窩部, 鼠径部) に多く, 約60%は上皮系良性腫瘍であった.雄では腹部のいわゆる“増殖性筋膜炎”, 耳介の乳頭腫・扁平上皮癌が多く, 雌ではアポクリン腺腫, アポクリン腺癌など上皮系腫瘍が多かった.リンパ肉腫は1歳末満の頸部に多く, ゴールデンハムスターに特徴的であった |
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ISSN: | 0446-6454 2186-0211 |
DOI: | 10.12935/jvma1951.56.387 |