3倍体無核スダチ新品種‘徳島3X1号’について

1.‘徳島3X1号’は、1992年に本田系4倍体スダチと緑香系スダチを交配して得られた、3倍体無核スダチの新品種である。現在種苗法に基づき登録申請中である。2.‘徳島3X1号’の樹勢はやや強く、節間が長いために枝が垂れやすいため、若木では枝吊り等が必要である。大きい棘が発生するが、結果枝では次第に小さくなる。3.‘徳島3X1号’は果皮がやや粗いが、ほぼ無核で鮮やかな緑色の果肉を有しており、果汁は非常に豊富である。4.県下のほとんどのスダチ産地に導入が可能である。また、現存するスダチの中で最も収穫期が早く、露地栽培で8月上旬出荷が可能である。...

Ausführliche Beschreibung

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:徳島県立農林水産総合技術センター果樹研究所研究報告 2003-03 (2), p.1-5
Hauptverfasser: 徳永, 忠士, 新居, 美香, 津村, 哲宏, 山尾, 正実
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:1.‘徳島3X1号’は、1992年に本田系4倍体スダチと緑香系スダチを交配して得られた、3倍体無核スダチの新品種である。現在種苗法に基づき登録申請中である。2.‘徳島3X1号’の樹勢はやや強く、節間が長いために枝が垂れやすいため、若木では枝吊り等が必要である。大きい棘が発生するが、結果枝では次第に小さくなる。3.‘徳島3X1号’は果皮がやや粗いが、ほぼ無核で鮮やかな緑色の果肉を有しており、果汁は非常に豊富である。4.県下のほとんどのスダチ産地に導入が可能である。また、現存するスダチの中で最も収穫期が早く、露地栽培で8月上旬出荷が可能である。
ISSN:1347-2518