犬の後頭蓋窩嚢胞性疾患 (後頭蓋窩クモ膜嚢胞) の1手術例
食欲不振, 頭部の振戦, 体が揺れるという主訴で来院した10歳齢, 避妊済の雌, 体重17.2kgの雑種犬に対してMRI検査を行ったところ, 嚢胞を伴った小脳病変 (後頭蓋窩嚢胞性疾患) が認められた。後頭骨に穴を開け, 嚢胞-腹腔シャント手術を施したところ, 臨床的回復が観察された。術後1ヶ月のMRI検査では, 嚢胞の縮小が認あられた。手術から2年後のMRI検査において, 病変の進行は認められなかった。術後2年間にわたり順調な経過をたどり, 良好なQOLが得られた。...
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Veröffentlicht in: | Jūi masui gekagaku zasshi 2003/01/31, Vol.34(1), pp.7-12 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Zusammenfassung: | 食欲不振, 頭部の振戦, 体が揺れるという主訴で来院した10歳齢, 避妊済の雌, 体重17.2kgの雑種犬に対してMRI検査を行ったところ, 嚢胞を伴った小脳病変 (後頭蓋窩嚢胞性疾患) が認められた。後頭骨に穴を開け, 嚢胞-腹腔シャント手術を施したところ, 臨床的回復が観察された。術後1ヶ月のMRI検査では, 嚢胞の縮小が認あられた。手術から2年後のMRI検査において, 病変の進行は認められなかった。術後2年間にわたり順調な経過をたどり, 良好なQOLが得られた。 |
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ISSN: | 0916-5908 1349-7669 |
DOI: | 10.2327/jvas.34.7 |