プレパック多層シリカゲルカラムを用いた前処理による食品中のダイオキシン類分析

各種食品中のダイオキシン類分析における前処理法の検討として,プレパック多層シリカゲルカラムの適用について評価した.まずブランク試験を行った後,認証検体で分析可能であることを確認した上,7種の食品検体(ほうれんそう,こまつな,米,サケ,牛肉,鶏卵,バター)について,ガイドラインに従い処理した.高分解能GC/MSによりダイオキシン類濃度を測定した結果,クリーンアップスパイクの添加回収率はガイドライン規定範囲内(40~120%)であり,測定値は従来法と同様であった.したがって,プレパック多層シリカゲルカラムの食品分析への適用が示唆された....

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Veröffentlicht in:Shokuhin eiseigaku zasshi 2003/04/25, Vol.44(2), pp.119-125
Hauptverfasser: 天倉, 吉章, 堤, 智昭, 佐々木, 久美子, 豊田, 正武, 米谷, 民雄
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:各種食品中のダイオキシン類分析における前処理法の検討として,プレパック多層シリカゲルカラムの適用について評価した.まずブランク試験を行った後,認証検体で分析可能であることを確認した上,7種の食品検体(ほうれんそう,こまつな,米,サケ,牛肉,鶏卵,バター)について,ガイドラインに従い処理した.高分解能GC/MSによりダイオキシン類濃度を測定した結果,クリーンアップスパイクの添加回収率はガイドライン規定範囲内(40~120%)であり,測定値は従来法と同様であった.したがって,プレパック多層シリカゲルカラムの食品分析への適用が示唆された.
ISSN:0015-6426
1882-1006
DOI:10.3358/shokueishi.44.119