ウンシュウミカンの果肉に含まれるβ-クリプトキサンチン量に対する栽培方法や貯蔵の影響

ウンシュウミカンの果肉中のβ-クリプトキサンチン含量に対する品種、栽培方法、採取時期、予措および貯蔵の影響を調査した。1.今回調査した‘高林早生’、‘宮川早生’、‘青島温州’、‘寿太郎温州’の4品種において、採取時期が同じ果実のβ-クリプトキサンチン含量に大きな差は認められなかった。2.今回調査した10月から2月までの間におけるβ-クリプトキサンチン含量の推移から、10~12月の増加が多く、約1.0㎎/100g増加していた。3.11月25日に採取したマルチ栽培、コンテナ栽培の果実は露地栽培のものより0.3~0.4㎎/100gβ-クリプトキサンチン含量が多く、また12月14日に採取した果実では0...

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Veröffentlicht in:静岡県柑橘試験場研究報告 2003-03 (32), p.1-6
Hauptverfasser: 濱崎, 櫻, 大城, 晃
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:ウンシュウミカンの果肉中のβ-クリプトキサンチン含量に対する品種、栽培方法、採取時期、予措および貯蔵の影響を調査した。1.今回調査した‘高林早生’、‘宮川早生’、‘青島温州’、‘寿太郎温州’の4品種において、採取時期が同じ果実のβ-クリプトキサンチン含量に大きな差は認められなかった。2.今回調査した10月から2月までの間におけるβ-クリプトキサンチン含量の推移から、10~12月の増加が多く、約1.0㎎/100g増加していた。3.11月25日に採取したマルチ栽培、コンテナ栽培の果実は露地栽培のものより0.3~0.4㎎/100gβ-クリプトキサンチン含量が多く、また12月14日に採取した果実では0.5~0.6mg/100g多かった。4.果実のβ-クリプトキサンチン含量に対する予措条件や貯蔵期間の違いによる影響はみられなかった。5.果肉中のβ-クリプトキサンチン含量と糖度との相関は0.90であった。
ISSN:0488-6828