In vitroでのアスパラガスの器官形成に及ぼす植物生長調節物質の影響

実験1:NAAとBAの濃度がアスパラガスの茎形成に及ぼす影響を、‘Mary Washington 500W’の植物体を用いて調査した。外植物体として二節を含む茎を0、0.1、1.0mg/1NAAおよび0.01、0.1、1.0mg/1BA含むMS培地で培養した。茎形成にとって低濃度のBAで十分であった。NAAは主に茎形成に影響しなかったが、低濃度のNAAがBAの茎形成を促進した。この実験で根は形成されなかった。実験2:採取部位を変えた外植体を用い、器官形成に及ぼす影響を、‘Mary Washington 500W’の植物体を用いて調査した。外植体として一節を含む茎、節間、茎頂、in vitro若...

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Veröffentlicht in:香川大学農学部学術報告 2003-03, Vol.55, p.37-43
Hauptverfasser: Duangpaeng, A, 奥田, 延幸, 藤目, 幸擴, 鈴木, 晴雄
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:実験1:NAAとBAの濃度がアスパラガスの茎形成に及ぼす影響を、‘Mary Washington 500W’の植物体を用いて調査した。外植物体として二節を含む茎を0、0.1、1.0mg/1NAAおよび0.01、0.1、1.0mg/1BA含むMS培地で培養した。茎形成にとって低濃度のBAで十分であった。NAAは主に茎形成に影響しなかったが、低濃度のNAAがBAの茎形成を促進した。この実験で根は形成されなかった。実験2:採取部位を変えた外植体を用い、器官形成に及ぼす影響を、‘Mary Washington 500W’の植物体を用いて調査した。外植体として一節を含む茎、節間、茎頂、in vitro若茎およびカルスを、0.05、0.1mg/lNAAおよび0.05、0.1mg/1BAを含むMS培地で培養した。一節を含む茎、茎頂およびin vitro若茎では節間およびカルスより、植物体当たり茎の形成が増加した。NAAとBAを含んだ培地では、植物体当たり茎の本数は変わらなかった。根は一節含む茎、節間、茎頂、およびカルスから形成された。
ISSN:0368-5128