結束機を用いた自脱コンバインのためのワラ収量計測

イネは、土壌や肥料から吸収した栄養分を使って、モミだけでなくワラの生産を行う。したがって、稲の成長と吸収した栄養分の関係を調査するためには、モミとワラの収量を計測する必要がある。本研究では、自脱コンバインで稲を収穫しながらワラの収量計測を行うため、ワラ結束機を用いた計測装置を試作し、ほ場実験を行った。この結果、試作した計測装置では、結束機で結束するワラの大きさはワラ含水率による影響は見られなかったが、コンバインの作業速度による影響が大きかった。そこで、作業速度(0.35-0.94m/s)に応じてワラ束の大きさを補正することで、ワラ質量マップを作成した。...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Nōgyō Kikai Gakkaishi 2003-01, Vol.65 (1), p.62-67
Hauptverfasser: 下保, 敏和, 飯田, 訓久, 梅田, 幹雄
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:イネは、土壌や肥料から吸収した栄養分を使って、モミだけでなくワラの生産を行う。したがって、稲の成長と吸収した栄養分の関係を調査するためには、モミとワラの収量を計測する必要がある。本研究では、自脱コンバインで稲を収穫しながらワラの収量計測を行うため、ワラ結束機を用いた計測装置を試作し、ほ場実験を行った。この結果、試作した計測装置では、結束機で結束するワラの大きさはワラ含水率による影響は見られなかったが、コンバインの作業速度による影響が大きかった。そこで、作業速度(0.35-0.94m/s)に応じてワラ束の大きさを補正することで、ワラ質量マップを作成した。
ISSN:0285-2543
DOI:10.11357/jsam1937.65.62