皇居道灌濠における雌性発生ギンブナクローンの識別と分布
1996-1998年の皇居の上,中および下道灌濠で得たギンブナ201個体は三倍体(196)と四倍体(5)であり,それらの内,性判別を行った個体はすべて雌であった。DNAフィンガープリン卜分折の結果,7クローン(I-VII)が識別され,他に8個体が個体特異的パターンを示した。各クローンの出現頻度は年と濠により異なったが,クローンIが最も優占的であった。三倍体クローンIとVIは広島県黒瀬用のクローン8と6と各々同一であった。三倍体クローンIと四倍体個体のDNAフィンガープリントは酷似し,四倍体は三倍体から生じたものと示唆された。...
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Veröffentlicht in: | Nippon Suisan Gakkaishi 2003/03/15, Vol.69(2), pp.185-191,277 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Zusammenfassung: | 1996-1998年の皇居の上,中および下道灌濠で得たギンブナ201個体は三倍体(196)と四倍体(5)であり,それらの内,性判別を行った個体はすべて雌であった。DNAフィンガープリン卜分折の結果,7クローン(I-VII)が識別され,他に8個体が個体特異的パターンを示した。各クローンの出現頻度は年と濠により異なったが,クローンIが最も優占的であった。三倍体クローンIとVIは広島県黒瀬用のクローン8と6と各々同一であった。三倍体クローンIと四倍体個体のDNAフィンガープリントは酷似し,四倍体は三倍体から生じたものと示唆された。 |
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ISSN: | 0021-5392 1349-998X |
DOI: | 10.2331/suisan.69.185 |