海産アユの受精卵に対する過酸化水素の薬浴効果(予報)
アユ卵に対する過酸化水素の作用について、受精卵に対しては1800ppm60分、発眼卵に対しては1800ppm30分で影響はないと報告されているが、この濃度以上での薬浴による影響は分かっていない。今回、採卵現場における処理時間を短縮する目的で、高濃度で短時間処理した場合の発眼とふ化への影響を検討し、併せてミズカビの出現を観察した。アユ受精卵への消毒薬剤の影響は、発眼と孵化の確認で判断した。ミズカビについては、種は未同定であるが着卵材前面で菌糸が付着した受精卵の有無を目視でおこなった。アユ受精卵の発生経過とミズカビの出現状況をTable 1に示した。発眼は5日目に全区で確認された。孵化は、9日目で...
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Veröffentlicht in: | Suisan Zoshoku 2002-09, Vol.50 (3), p.383-384 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | アユ卵に対する過酸化水素の作用について、受精卵に対しては1800ppm60分、発眼卵に対しては1800ppm30分で影響はないと報告されているが、この濃度以上での薬浴による影響は分かっていない。今回、採卵現場における処理時間を短縮する目的で、高濃度で短時間処理した場合の発眼とふ化への影響を検討し、併せてミズカビの出現を観察した。アユ受精卵への消毒薬剤の影響は、発眼と孵化の確認で判断した。ミズカビについては、種は未同定であるが着卵材前面で菌糸が付着した受精卵の有無を目視でおこなった。アユ受精卵の発生経過とミズカビの出現状況をTable 1に示した。発眼は5日目に全区で確認された。孵化は、9日目でMS1.5%15分と同30分区で若干の孵化仔魚が観察され、この孵化仔魚に脊椎骨異常は確認されなかった。 |
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ISSN: | 0371-4217 |