バヒアグラス(Paspalum notatum Fluegge)草地の刈取り高さに対する反応(4) : 草冠構造と光の減衰
異なる刈取り高さ(2-22cm)で管理されたバヒアグラス(Paspalum notatum Flugge)草地の草冠構造と光の減衰について調査した。低刈下の草地は常に緑葉割合が大きく、枯死部割合が小さかった。生育期間初期(5月)には、低刈下の草地ほど、葉が高密度で、その多くが非光合成器官より高い位置に分布し、吸光係数が小さく、これらの特質が、植物総生産の光利用効率の増加を通して、高い刈取耐性に寄与するものと考えられた。また、秋の低刈により冬から春にかけて草地を低く維持することが、生育期間初期の草量と草質ならびに分げつ密度を増加させるために重要な草地管理方法であることが示唆された。...
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Veröffentlicht in: | Nippon Sōchi Gakkaishi 2002-10, Vol.48 (4), p.326-331 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 異なる刈取り高さ(2-22cm)で管理されたバヒアグラス(Paspalum notatum Flugge)草地の草冠構造と光の減衰について調査した。低刈下の草地は常に緑葉割合が大きく、枯死部割合が小さかった。生育期間初期(5月)には、低刈下の草地ほど、葉が高密度で、その多くが非光合成器官より高い位置に分布し、吸光係数が小さく、これらの特質が、植物総生産の光利用効率の増加を通して、高い刈取耐性に寄与するものと考えられた。また、秋の低刈により冬から春にかけて草地を低く維持することが、生育期間初期の草量と草質ならびに分げつ密度を増加させるために重要な草地管理方法であることが示唆された。 |
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ISSN: | 0447-5933 |