豚サーコウイルス2型感染豚にみられたニューモシスティス・カリニ肺炎
一貫経営養豚場において8週齢頃から、発育不良を呈し、衰弱死する豚が5~10%発生した。2000年5月に発育不良豚2頭を病性鑑定した。呼吸器症状などは特に認めなかった。剖検では肺に水腫を認めた。組織学的には、間質性肺炎がみられ、肥厚した肺胞壁には好酸性泡沫状物が密着していた。泡沫状物はPneumocysitis carinii免疫染色で陽性であった。豚サーコウイルス2型(Porcine circovirus type 2:PCV-2)免疫染色で、リンパ節のリンパ濾胞に陽性抗原を検出した。PCRでPCV-2固有の核酸を扁桃および脾臓から検出した。本症例をPCV-2感染に伴うP.carinii肺炎と...
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Veröffentlicht in: | Nippon Juishikai zasshi 2002-09, Vol.55 (9), p.584-586 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 一貫経営養豚場において8週齢頃から、発育不良を呈し、衰弱死する豚が5~10%発生した。2000年5月に発育不良豚2頭を病性鑑定した。呼吸器症状などは特に認めなかった。剖検では肺に水腫を認めた。組織学的には、間質性肺炎がみられ、肥厚した肺胞壁には好酸性泡沫状物が密着していた。泡沫状物はPneumocysitis carinii免疫染色で陽性であった。豚サーコウイルス2型(Porcine circovirus type 2:PCV-2)免疫染色で、リンパ節のリンパ濾胞に陽性抗原を検出した。PCRでPCV-2固有の核酸を扁桃および脾臓から検出した。本症例をPCV-2感染に伴うP.carinii肺炎と診断した。 |
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ISSN: | 0446-6454 |