シロサポテ (Casimiroa edulis Llave and Lex.) の雌ずい内での花粉管伸長に及ぼす温度の影響および有効受粉期間
シロサポテ‘フロリダ’を用いて, 10, 15, 20, 25, および30℃での花粉管が胚珠に到達するのに要する時間を蛍光顕微鏡で調査した.到達に要する時間は低温ほど長くなり, 正常に受精がおこなわれる温度は10℃以上であった.30℃では8時間で花粉管が胚珠に到達した.開花後の日数を変えて人工受粉をおこない, 有効受粉期間 (EPP) を推定した.3月に開花した花の有効受粉期間 (EPP) は比較的長く, 15日であった.これに比べて, 気温が高くなる4月に開花した花の有効受粉期間は短くなった.柱頭が褐変すると受粉は不可能となった....
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Veröffentlicht in: | Nettai nōgyō 2002/06/01, Vol.46(2), pp.77-81 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | eng ; jpn |
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Zusammenfassung: | シロサポテ‘フロリダ’を用いて, 10, 15, 20, 25, および30℃での花粉管が胚珠に到達するのに要する時間を蛍光顕微鏡で調査した.到達に要する時間は低温ほど長くなり, 正常に受精がおこなわれる温度は10℃以上であった.30℃では8時間で花粉管が胚珠に到達した.開花後の日数を変えて人工受粉をおこない, 有効受粉期間 (EPP) を推定した.3月に開花した花の有効受粉期間 (EPP) は比較的長く, 15日であった.これに比べて, 気温が高くなる4月に開花した花の有効受粉期間は短くなった.柱頭が褐変すると受粉は不可能となった. |
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ISSN: | 0021-5260 2185-0259 |
DOI: | 10.11248/jsta1957.46.77 |