シートマルチと結実法の組み合わせによる「大津四号」ウンシュウの高品質連年生産

水田転換埋立園に栽植のウンシュウミカン「大津四号」を供試して、シートマルチと結実方法との組み合わせが果実収量と品質に及ぼす影響を調査し、以下の結果を得た。 1.シートマルチの品質向上効果は、8月中旬被覆より7月中句被覆の方が高かった。 2.果実品質は半樹別結実とシートマルチとの組み合わせによって最も向上し、隔年結果も抑制された。 3.シート被覆と群状結実は樹体に強い水分乾燥ストレスを与えた。なかでも、シート被覆と半樹別結実の組み合わせによる乾燥の効果が最も高かった。 4.シートの被覆により、陽光面及び日陰面とも日照量は慣行裸地栽培の3~4倍になった。 5.シートの被覆は盛夏期の地温上昇を抑制し...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:山口県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Yamaguchi Agricultural Experiment Station 2001-03 (52), p.55-60
Hauptverfasser: 棟居, 信一, 宮田, 明義
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:水田転換埋立園に栽植のウンシュウミカン「大津四号」を供試して、シートマルチと結実方法との組み合わせが果実収量と品質に及ぼす影響を調査し、以下の結果を得た。 1.シートマルチの品質向上効果は、8月中旬被覆より7月中句被覆の方が高かった。 2.果実品質は半樹別結実とシートマルチとの組み合わせによって最も向上し、隔年結果も抑制された。 3.シート被覆と群状結実は樹体に強い水分乾燥ストレスを与えた。なかでも、シート被覆と半樹別結実の組み合わせによる乾燥の効果が最も高かった。 4.シートの被覆により、陽光面及び日陰面とも日照量は慣行裸地栽培の3~4倍になった。 5.シートの被覆は盛夏期の地温上昇を抑制し、細根を増加させた。
ISSN:0388-9327