シンビジウムのメリクロン株に対する秋冬期の光管理と加温温度がリード発生に及ぼす影響

本試験は山梨県総合農業試験場八ヶ岳試験地(北巨摩郡高根町、標高955m)の温室で、春期に1本植えにした営利栽培においてリードが確保しにくいシンビジウムLovely Angel ‘The Two Virgins’のメリクロン株を供試し、1年目の秋冬期の異なる光管理(無遮光と50%遮光)および夜温管理(2℃と15℃加温)がリードの発生に及ぼす影響について検討した。 秋冬期の光管理と夜温管理は、いずれもリードの発生に対して大きな影響を及ぼし、弱光条件は抑制的に、低夜温は促進的に作用した。しかし、リードの発生の多少はメリクロン株の葉数の多少や葉長の長短など、外観上の生育量だけでは判断できなかった。...

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Veröffentlicht in:山梨県総合農業試験場研究報告 = Bulletin of the Yamanashi Agricultural Research Center 2002-03 (11), p.59-63
1. Verfasser: 小森, 照彦
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:本試験は山梨県総合農業試験場八ヶ岳試験地(北巨摩郡高根町、標高955m)の温室で、春期に1本植えにした営利栽培においてリードが確保しにくいシンビジウムLovely Angel ‘The Two Virgins’のメリクロン株を供試し、1年目の秋冬期の異なる光管理(無遮光と50%遮光)および夜温管理(2℃と15℃加温)がリードの発生に及ぼす影響について検討した。 秋冬期の光管理と夜温管理は、いずれもリードの発生に対して大きな影響を及ぼし、弱光条件は抑制的に、低夜温は促進的に作用した。しかし、リードの発生の多少はメリクロン株の葉数の多少や葉長の長短など、外観上の生育量だけでは判断できなかった。
ISSN:0910-8335