鉱質土壌畑での全量基肥栽培における施肥位置が秋冬作野菜の生育に及ぼす影響

硝酸態窒素を被覆した肥効調節型肥料を供試し、鉱質土壌畑で秋冬作キャベツ、ブロッコリー及びハクサイを全量基肥で栽培し、施肥位置を検討した。その結果、肥料の種類、畝の大きさ(根群域の広さ)及び土壌有機物量を変えた場合でも、年内穫りの野菜では、全面全層施肥と条施肥(局所施肥)の生育差は認められなかったが、年明け穫りでは条施肥が全面全層施肥より低収となった。この原因として、低温時、有機物含量の少ない鉱質土壌における局所施用の場合、全面全層より根量が少なくなり、肥料の吸収が劣るためであると考えられた。...

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Veröffentlicht in:愛知県農業総合試験場研究報告 = Research bulletin of the Aichi-ken Agricultural Research Center 2001-12 (33), p.161-168
Hauptverfasser: 白井, 一則, 山田, 良三, 今川, 正弘
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:硝酸態窒素を被覆した肥効調節型肥料を供試し、鉱質土壌畑で秋冬作キャベツ、ブロッコリー及びハクサイを全量基肥で栽培し、施肥位置を検討した。その結果、肥料の種類、畝の大きさ(根群域の広さ)及び土壌有機物量を変えた場合でも、年内穫りの野菜では、全面全層施肥と条施肥(局所施肥)の生育差は認められなかったが、年明け穫りでは条施肥が全面全層施肥より低収となった。この原因として、低温時、有機物含量の少ない鉱質土壌における局所施用の場合、全面全層より根量が少なくなり、肥料の吸収が劣るためであると考えられた。
ISSN:0388-7995