豊かな地域環境の創出を目指す農業土木学の新たな展開

「持続可能な農業・農村」の形成に向けた農業土木学の新たな目標を「豊かな地域 (農村) 環境の再生・創出・保全」とすることを述べる。「地域工学を目指して」以来の理念の歴史的展開から,「持続可能な農業・農村」の創造を農業・農村の普遍的な意義, 役割の再評価としてとらえる。食料輸入と自給問題, 地域農業の自立, 日本的農法の問題など, 今後, 克服すべき基本的課題を踏まえつつ, 自然と切り離すことで発展させた農業を生態系や自然の循環の中に自らを再び整合させ, 農業の持続的な発展と農村地域の自立を図り, 永続性ある農業の確立を目指す農業土木学の目標, 基本的方向, 課題, 形成上の問題点について述べる...

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Veröffentlicht in:Nōgyō Doboku Gakkai-Shi 2002/01/01, Vol.70(1), pp.15-18,a1
Hauptverfasser: 島田, 正志, 東, 孝寛
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Zusammenfassung:「持続可能な農業・農村」の形成に向けた農業土木学の新たな目標を「豊かな地域 (農村) 環境の再生・創出・保全」とすることを述べる。「地域工学を目指して」以来の理念の歴史的展開から,「持続可能な農業・農村」の創造を農業・農村の普遍的な意義, 役割の再評価としてとらえる。食料輸入と自給問題, 地域農業の自立, 日本的農法の問題など, 今後, 克服すべき基本的課題を踏まえつつ, 自然と切り離すことで発展させた農業を生態系や自然の循環の中に自らを再び整合させ, 農業の持続的な発展と農村地域の自立を図り, 永続性ある農業の確立を目指す農業土木学の目標, 基本的方向, 課題, 形成上の問題点について述べる。
ISSN:0369-5123
1884-7188
DOI:10.11408/jjsidre1965.70.15