数種類の粘着トラップによるトマトハモグリバエ成虫の捕獲数の比較
1 市販されている8種類め粘着シートを用いて作製した粘着トラップを,トマトハモグリバエの発生が見られるメロン栽培圃場に設置し,本種成虫に対する捕獲数を比較した。本種成虫は黄色系の5種類のトラップでのみ捕獲され,白色,桃色,青色のトラップでは捕獲されなかった。また,黄色系のトラップの種類により捕獲数に差が認められた。ホリバー,バグスキャンの捕獲数は,本種成虫の発生密度に関わらず,ITシートに比べて多かった。 2 天敵寄生蜂のイサエアヒメコバチは黄色系の粘着トラップであるホリバー,バグスキャン,ITシートに捕獲された。捕獲数は,ITシートが多く,バグスキャンは少ない傾向にあった。 3 黄色系の粘着...
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Veröffentlicht in: | Kyūshū Byōgaichu Kenkyūkaihō 2001/11/15, Vol.47, pp.103-107 |
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Hauptverfasser: | , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 1 市販されている8種類め粘着シートを用いて作製した粘着トラップを,トマトハモグリバエの発生が見られるメロン栽培圃場に設置し,本種成虫に対する捕獲数を比較した。本種成虫は黄色系の5種類のトラップでのみ捕獲され,白色,桃色,青色のトラップでは捕獲されなかった。また,黄色系のトラップの種類により捕獲数に差が認められた。ホリバー,バグスキャンの捕獲数は,本種成虫の発生密度に関わらず,ITシートに比べて多かった。 2 天敵寄生蜂のイサエアヒメコバチは黄色系の粘着トラップであるホリバー,バグスキャン,ITシートに捕獲された。捕獲数は,ITシートが多く,バグスキャンは少ない傾向にあった。 3 黄色系の粘着トラップ問で,トマトハモグリバエとイサエアヒメコバチの捕獲数に差が認められた要因として,粘着トラップの色調の違いと粘着トラップの表面に塗布してある粘着剤の種類の違いが考えられた。 |
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ISSN: | 0385-6410 1884-0035 |
DOI: | 10.4241/kyubyochu.47.103 |