めん羊の過剰排卵処置における2種類のGnRH類縁物質投与量と投与時期の効果

本研究では過剰排卵処置された雌羊への排卵誘起処置として2種類のGnRH製剤の投与量(実験1:非繁殖季節:春)と投与時期(実験2:繁殖季節:秋)が、その後の卵巣反応及び回収胚に及ぼす影響を検討した。また、各GnRH処置に対する反応性の季節による影響も調べた。全雌羊にはFGAスポンジを12日間膣内に挿入し発情を誘起・同期化した。スポンジ除去をDay0としてDay-2に20mgFSHとDay-1に250IUeCGをそれぞれ1回筋肉内投与して過剰排卵を誘起した。スポンジ除去後24時間目まで6時問おきに発情検査を行い、実験1(n=34)では雌羊を5群にわけ、発情発見時に1mlコンセラール(50μg/ml...

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Veröffentlicht in:The Journal of reproduction and development 2001-10, Vol.47 (5), p.275-281
Hauptverfasser: 岡田, 亜紀, 安藤, 俊雄, 水落, 康友, 吉井, 久美子, 石田, 直久, 福井, 豊
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:本研究では過剰排卵処置された雌羊への排卵誘起処置として2種類のGnRH製剤の投与量(実験1:非繁殖季節:春)と投与時期(実験2:繁殖季節:秋)が、その後の卵巣反応及び回収胚に及ぼす影響を検討した。また、各GnRH処置に対する反応性の季節による影響も調べた。全雌羊にはFGAスポンジを12日間膣内に挿入し発情を誘起・同期化した。スポンジ除去をDay0としてDay-2に20mgFSHとDay-1に250IUeCGをそれぞれ1回筋肉内投与して過剰排卵を誘起した。スポンジ除去後24時間目まで6時問おきに発情検査を行い、実験1(n=34)では雌羊を5群にわけ、発情発見時に1mlコンセラール(50μg/ml酢酸フェリチレリン含有)(1群)、2mlコンセラール(2群)、1mlエストマール(4.2μg/ml酢酸ブセレリン含有)(3群)、2mlエストマール(4群)、コントロール区として1ml0.6%食塩水(5群)をそれぞれ筋肉内投与した。また、実験2(n=27)では、雌羊を実,験1の結果が良好であった2群(1と3群)で比較した。24時間目までに発情を示さなかった雌羊に対しては、24時間目に各処置を施した。Day1.5に新鮮希釈精液を用いて人工授精を行い、Day6.5に外科的に卵巣観察と胚回収を行った。実験1では、3群の排卵率は2および4群よりも高い傾向を示した。2詳の異常黄体率は他の群の比べ有意に(P
ISSN:0916-8818