犬の結腸重複症の1例
4ヵ月齢, 雄の雑種犬が出生直後からの頻回排便, しぶり, 便秘のため, 二次性に直腸脱を起こしていた。肛門からは腫瘤のようにもりあがっている粘膜が見られた。典型的ではないが, 何らかの原因による直腸脱と仮診断し, 開腹手術を行った。手術の段階で下行結腸の重複症が明らかとなり, 2つの腸管の間の隔壁を鋏で切開した。手術直後は白血球数の上昇, 総蛋白の低下, 体温上昇はみられたが, 正常に回復した。犬の重複結腸症を外科的に整復した例は少ないが, 今回行った方法で良好な結果が得られるものと思われた。...
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Veröffentlicht in: | Jūi masui gekagaku zasshi 2001/04/30, Vol.32(2), pp.45-49 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 4ヵ月齢, 雄の雑種犬が出生直後からの頻回排便, しぶり, 便秘のため, 二次性に直腸脱を起こしていた。肛門からは腫瘤のようにもりあがっている粘膜が見られた。典型的ではないが, 何らかの原因による直腸脱と仮診断し, 開腹手術を行った。手術の段階で下行結腸の重複症が明らかとなり, 2つの腸管の間の隔壁を鋏で切開した。手術直後は白血球数の上昇, 総蛋白の低下, 体温上昇はみられたが, 正常に回復した。犬の重複結腸症を外科的に整復した例は少ないが, 今回行った方法で良好な結果が得られるものと思われた。 |
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ISSN: | 0916-5908 1349-7669 |
DOI: | 10.2327/jvas.32.45 |