黒毛和種牛の分娩後乳量, 乳成分および乳性状の推移
黒毛和種牛5頭の分娩後17日間の乳量, 乳成分および乳性状を摂取飼料との関連で調べた. 粗飼料は自由採食させた. 乾物摂取量は, 個体差はあるがほぼ一定の値で推移した. 分娩後2日以降の乳脂肪率は5.11±1.04%(平均値±標準偏差), 乳蛋白率は3.80±0.39%, 乳糖率は4.68±0.24%であり, 分娩後5日以降の平均乳量は2.84±0.97kgであった. 供試牛を泌乳量の多い2頭 (高乳量群) と少ない3頭 (低乳量群) に分けて検討したところ, 分娩後5日以降の乳量は3.41±0.72kgと1.98±0.46kg, TDN充足率は69±14%と113±21%であった・アルコール...
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Veröffentlicht in: | Nippon Juishikai zasshi 2001/03/20, Vol.54(3), pp.185-190 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 黒毛和種牛5頭の分娩後17日間の乳量, 乳成分および乳性状を摂取飼料との関連で調べた. 粗飼料は自由採食させた. 乾物摂取量は, 個体差はあるがほぼ一定の値で推移した. 分娩後2日以降の乳脂肪率は5.11±1.04%(平均値±標準偏差), 乳蛋白率は3.80±0.39%, 乳糖率は4.68±0.24%であり, 分娩後5日以降の平均乳量は2.84±0.97kgであった. 供試牛を泌乳量の多い2頭 (高乳量群) と少ない3頭 (低乳量群) に分けて検討したところ, 分娩後5日以降の乳量は3.41±0.72kgと1.98±0.46kg, TDN充足率は69±14%と113±21%であった・アルコールテストスコアは分娩後両群とも高値を示したが, 5日以降高乳量群は高値を維持し, 低乳量群は急激に低下した. 以上より, 黒毛和種牛の乳量と乳成分は個体差や分娩後日数による変化が大きく, 飼料充足状況とは関連がなかった. アルコール不安定性母乳はエネルギーの摂取不足と関連していた. |
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ISSN: | 0446-6454 2186-0211 |
DOI: | 10.12935/jvma1951.54.185 |