カキ愛秋豊の果実特性と着果管理
愛秋豊の品種特性に適した栽培方法を確立するため、収穫時期及び葉果比が果実品質と収量に及ぼす影響について検討した。 1 愛秋豊の東三河産地における出荷基準は果皮色のカラーチャート値が果頂部5.0、ヘタ部3.5の時点であるが、出荷基準時の果実糖度は前川次郎と比較して約1度低かった。そこで、愛秋豊の収穫時期を基準より約8日遅らせ、果頂部の果皮色6.0で収穫することにより、日持ち性を低下させることなく果実糖度を1度高められることが認められた。 2 葉果比30、40、50枚で果実重を比較したが葉果比を高めることによる果実肥大の促進は認められなかった。さらに、葉果比50枚では果頂裂果率及びヘタスキ果率が増...
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Veröffentlicht in: | 愛知県農業総合試験場研究報告 = Research bulletin of the Aichi-ken Agricultural Research Center 2000-12 (32), p.149-154 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 愛秋豊の品種特性に適した栽培方法を確立するため、収穫時期及び葉果比が果実品質と収量に及ぼす影響について検討した。 1 愛秋豊の東三河産地における出荷基準は果皮色のカラーチャート値が果頂部5.0、ヘタ部3.5の時点であるが、出荷基準時の果実糖度は前川次郎と比較して約1度低かった。そこで、愛秋豊の収穫時期を基準より約8日遅らせ、果頂部の果皮色6.0で収穫することにより、日持ち性を低下させることなく果実糖度を1度高められることが認められた。 2 葉果比30、40、50枚で果実重を比較したが葉果比を高めることによる果実肥大の促進は認められなかった。さらに、葉果比50枚では果頂裂果率及びヘタスキ果率が増加した。また、葉果比30枚では日照条件等により生理落果による収量の減少や翌年の着花の減少が認められた。したがって、愛秋豊の栽培に適した葉果比は収量性と生産安定を考慮して1果あたり40枚弱が妥当と考えられた。 |
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ISSN: | 0388-7995 |